2012〜16まで開催されたらしい久しぶりのGCTクリテリウムに参加してきた寺内ではなく小寺です。
お台場でGCTのサイクリングイベントがあり、それの中に学連レースの特設会場ができてレースさせてもらったみたいです。
目標:勝つ 少なくとも2位以上
結果:2位
これでクラス2に昇格できました。
ようやっと念願の!
一周0.8Kmの丸底フラスコみたいなコースを10周の超短いレース。
ゴール前の直線はやや登って右の180度コーナーの後下る感じ。
試走
180コーナー明けが狭くなるのでアウトから入って膨らみすぎないイメージで練習。
最終コーナーがとても狭い90度コーナーなので進入角度などしっかりしないと柵にぶつかるので注意が必要な感じだった。
東大の監督さん曰く、180度コーナーはめちゃ滑るから注意した方がいいとのこと。
最終コーナー開けた後はもう150mしかないので、最終コーナーで3番手いないにいないと表彰台は厳しいという感想。
なので逃げは作らせず、3番手以内でスプリントに持ち込めば2位以上に行けるかなと考えていた。
クラス3は最後だったのでそれまではレース観戦した。
グループ1,2は豪華な解説陣で配信があったけど3は残念ながらなし。
180度コーナーはみんなアウトからきれいに一列か、2列で並んで曲がっていたから自分もイメージしながら見た。この後現実を思い知らされる。
慶應大学のMGの高栁さんのブログの表現が面白かったので引用させてもらいます。
グループ1が始まった時から、ずっとピットで待機していた。やはりグループ1と3ではコーナリングの上手さが段違いだった。ゼロスピードになって転ける人、突っ込みすぎて流れるように転ける人、柵にペダルを引っ掛けながらもなぜか転けない鉄人、膨らみすぎて緩衝材?のような見た目をしたクソ硬い板に激突する人など。さまざまなものを観測した。緩衝材の裏がピットで、そこから見ていたので死ぬかと思った時があった。
高栁季尚 (2024)
レース
ローリングなしだったので、スタートから先頭にいないとと、30分前には待って最前列を確保。
ローテも回って足を使ってでも先頭付近を常に確保しようと思っていた。落車に巻き込まれるリスクも下げることができる。
いくつかの誤算
- 落車
- あまり試走のときは気にして走っていなかったのだが、フラスコの底の方の楕円がスピード出ると体をだいぶ傾けないといけないが、足を止めるわけにはいかないため走りにくい
- さらにインすれすれがとても速く体を傾けながらインを走らないと内側からまくられる
- クラス3のコーナーはカオスだった
スタートのクリートキャッチが珍しくうまくいき、ほぼ先頭で曲がれた(このレース最大パワーの1014W)。いきなりの180度コーナーはシクロみたいだった(シクロやったことないけど)
数周は特に何もなく4番手以内を死守。抜けるところが登りの直線しかないからここはめちゃ踏んで位置を下げないようにした。
楕円の走り方は段々慣れることができたが、180度コーナーはアウトから曲がろうとするとインに大量に人がなだれ込んできて、ライン取りもくそもないカオスだった。
3,4周目あたりで180度コーナーで目の前の人が落車。自分は外側に逃げて巻き込まれずに済み番手をほぼ落とさずに済んだ。
我ながらよく反応した。
その後最終コーナーを先頭で入ったときに、立ち上がり早く踏みすぎて柵の足を踏んでガタガタしてひやっとした。
この写真で見るとよくペダルとか柵に当たらなかったなと。
近くの観客をどよめかせてしまったし後ろの人にも怒鳴られた。ヒヤッとさせて申し訳ない。
残り4周くらいでも先頭飛び出した子がオーバースピードで滑って転んでいたが、インからよけられた。
他のことはほぼ記憶になく、動いていた人や周りにいた人がどこの大学か全然覚えてない。
ペースアップにはほぼ同時に踏んで逃げを作らせず、番手も落とさないようにできた。
終盤1人先行する人がいたがニュートラルで復帰してきた東大にうまく追わせて吸収。
しんどくなりかけていたのだが、インをついて走れるようになり、最後もがくだけの足を溜めることができた。
最終周は3番手?で入り、楕円のところで外から入ってこようとする人を譲らず最終コーナーを3番手で曲がった。
試走のときは下ハンで曲がって立ち上がりからもがこうと思っていたのだが、一度も下ハンを握っておらず、ここも上ハンで曲がった。前2人も曲がり切った後に下ハンに握り変えていたので、同じタイミングで下ハンを握ってスプリント。
フォームは意外と様になってるけど920Wしか出てなかった。
2番手をまくり1位を目指したが結構開けられて2位だった。
これにて長いクラス3の生活から抜けることができ寺内も卒業。
お祝いのコメントしてくれた方々ありがとうございました!
足の実力は一年冬から横ばいなイメージであるが、位置取りやコーナーは上達した気がする。
大磯に出て高強度のレースで展開作って走れてたのが良かったと思う。
モチベの上がり下がりが激しいが、これでやる気が出てきたので、冬は土台をしっかり作ってロードレース走れるようになりたい所存。
わらぴーさん、F.Fukaiさん、Kazutaka Inoueさん、つ nnnnnさん、写真ありがとうございました!
参考文献
高栁季尚 (2024) 「お台場」 Keio BRT Blog 2024年12月3日付
お台場 | 慶應義塾体育会自転車競技部 (参照2024年12月5日)
せっかく教養卒論書いたので参考文献ちゃんと書いてみました。