9/20 加藤 JBCF南魚沼E2

南魚沼ロードE2優勝しました👏

一昨年の大磯クリテエキスパート以来の1位で、とてもとても嬉しいです



・振り返り、感想

前日の個人ロードからの連戦。脚はさら脚となわけはないが、疲労で動かないという感じはなかった。調子いい日のロングライドの最後も踏めるみたいな感じ。温泉にしっかり入ってストレッチしたりしたのが良かったと思う。

 

 

朝バタバタして試走もアップも一切せずに出走してしまった🤦6:45受付7:50レース出走ってのがもうきつい。受付と試走の時間一緒ってのも慌てん坊の僕には辛い。受付〜ゼッケン付けたりの作業で試走時間終わってしまった。

 

 

下見もアップもできずにスタートになってしまったので、開幕アタックしてしばらくひとりか少人数で走れたらいいなと思っていた。下りがハイスピードかつテクニカルと聞いていたので、余裕を持って先頭で下りたかった。

 

 

コースは最初2キロほど登り、中盤平坦8キロほど、後半下り2キロほどということは確認していたので、初手登りで上げ目に走って先行するつもりでスタート。

 

 

ローリングはゆったり。駒澤ひろあきと新潟食料農業大の檜村くんと話しながら進んだ。学連のローリングは殺気立っているが、本来ローリングはこのようにゆったりであるべきだとつくづく思う。

 

 

アクチュアルスタート後、600wくらいで先行。ひとり付いて来たが1回ローテ回したとこで集団に戻っていった。脈上げとある程度登りで差をつけたかったので、後ろ確認しつつ6~7倍で登っていく。

 

 

緩斜面でドラフティングも効くのでそこまで差を広げることはできなかったが、傍から見れば意味不明な動きなので無理に詰められることもなく、うまいこと泳がせてもらった。

 

 

下りまで先行したかったが、流石に平坦になると集団はどんどん近づいてきて、8キロ地点くらいで追いつかれた。その間は無理なく250〜300wくらいで踏み上がった息を整えて吸収後の動きに備えられた。

 

 

下りは先頭から数名後で入ったが、途中でパスし先頭に出られた。下りは結構スピードが出て危険と言われていたので、かなり安全マージンを取り走った。実際は路面も綺麗でコーナーのRも一定なので、ソロで下る分には危険は皆無だった。下りが得意なのがかなり有利に働いてよかった。

 

 

1周目完了時〜2周目の登りで若干ペースがあがり人数が絞られた。ミネルバの布田選手が中心となって声がけしてくれ、逃げ集団を形成しペースを作っていった。登坂後に7名パックができた。

 

 

ローテはみんな均等に回っていてかなりいい逃げだった。風景や道的に宮ヶ瀬練してるような気分でとても走りやすかった。

 

 

3周目に入ると2周目完了時にスプリントポイントがあったこともあり少しペースが落ちたが、後続と35秒というボードが出されまたペースアップした。ここで1人脱落。しかしすぐに後続と50秒と出され、後ろを見ても集団は見えない。そのうち後方はバラバラでここの逃げがもはやメイン集団だとバイクから伝えられた。

 

 

これを受け、再びペースは落ち着き緩めで回していく。途中のアップダウンでミネルバ布田選手が周りの脚の残り具合を探るような細かいペースアップを開始し、自分も要所要所で周りの表情を見ながら動いた。若干パックが分裂する場面が増えてきて、ラストラップの登りでさらなる絞り込みがありそうだと感じ、それに向けて温存しながら走った。

 

 

予想通りラストラップ入口からペースアップし、どんどん選手がこぼれていった。ミネルバ布田選手、イナーメ高木選手は3周目の登りあまり辛そうではなく余裕がありそうだったので警戒していたが、ここでも前に陣取ってペースを作っていた。

 

 

自分は様子をうかがいつつ布田選手に付いた。布田選手も高木選手も余力はあるが、一気にアタックされ置いていかれるほどの余裕は無いだろうと感じ、自分も脚を使ってペースを上げることを選択した。結果的にこの選択はうまくいって、布田選手高木選手と自分の3人まで絞り込む協調体制に入ることができた。布田選手の「3人まで絞れ!」という声がけが更に踏む気力を掻き立ててくれた。まさにロードレースをしてるという感じがあり、自転車始めてから今までで1番楽しかった😊

 

 

登り途中で食い下がっていた1人を振り切ることに成功し、その差を確実にするため登り終わりまで緩めず踏みきった。

 

 

平坦はしばらく呼吸を整えながら僕と高木選手で周り、登り口からペースアップのきっかけを作り消耗していた布田選手は回復したあとまたローテに参加してくれ、そのままペースを刻み進んだ。

 

 

下りは3人まで減っていたこともあり特にこだわらず流れで入った。たしか高木選手を先頭に自分が2番手だったと思う。下り終わりの直線区間で布田選手がペースアップし、それに高木選手が続いて自分が3番手。ここですでに残り1キロは切っていて、これはいつもの練習通り走れば勝てると初めて勝利を意識した。

 

 

そのままの隊列で進む。ここまでくるとローテの要求もない。脚を使ってからの短い登りスプリントは某モッティといつもアホみたいにやっていることだ。

 

 

残り150の看板あたりからしかけ、いつも通りのもがきでいつも某もってぃを捲くるように勝てた。某もってぃ読んでるか〜^^

 

 

冗談抜きに、いつも小山田の病院坂とか帰りの尾根幹の適当な坂でやっているあの練習が完璧に生きたゴールだった。

 

 

スプリント直前まで下ハンで構えていたが、脚の残り具合と斜度から判断して、スプリント開始直前にブラケットに持ち替えたのが良かったと思う。さら足では圧倒的に下ハンのほうがいいが、自分の場合疲れているときはブラケットを持って上半身を使って踏んだほうが速い。いろいろな脚の残り具合の中で、ケアデンスやフォームを色々試して来たから咄嗟に動けたんだと思う。

 

 


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ケチのつけようのない完璧なレースだったが、ゴール時の顔が……🤦

 


・データ類


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ラストが1番速かった。チップ計測はこういうの見られていいなぁ

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パワー類は全部10wちょい下ブレ。新しいパワメ欲しい…

 

 

・最後に

去年の経済産業旗で初めてJBCFに出て以降、E3からE2に上がるまでかなり苦労した。前回出た石川ロードでE2昇格し、RCS白馬2日間入賞、インカレ完走、個人ロード完走、今回E1昇格と、やっと歯車が噛み合ってきた。今までで1番自転車が楽しいし、これからもこの調子を保っていきたい。