7月8日(日)宮ヶ瀬クリテリウム 玉置千智(51期)

宮ヶ瀬クリテリウムレースレポート
結果 スポーツ2位
〜前日まで〜
膝の故障により3ヶ月ほどレースから離れており、7月の終わりにある白馬に合わせて調整する中でレース勘を取り戻すことが目的で参加した。ただ、どうしても故障によるブランクで体は動かないし、回復力が下がるしで思ったように練習を重ねられず、自転車に対するモチベーションが下がりつつあった。そのため、週400km乗ったと思えば3日練習を空けたりと一貫性のない練習をしていた。また、心肺機能の回復と自転車体力の回復のために、インターバルよりも長距離乗ることに重点を置いて練習していたため、インターバル力はかなり低い状況でレースに臨むことになった。
〜当日〜
当日は近藤さんカーで朝4時40分大学発。予備輪でレー3を、アップ用にローラーを人数分持って行ったが、ニュートラルのないレースで、かつ、試走後すぐにレースだったのでローラーはレースには必要なかった。(レース後の暇つぶしの練習には使えたのでローラーは1台ぐらいあっても良さげ)
現地には6時半に到着。途中でコンビニも寄れるぐらい余裕があった。その後だらだらとしつつレースの用意をして、検車後すぐに試走に入り、15分強8周を消化。走ってすぐにコースのポイントが見えてきた。
まず、最初の上りは約20秒のスプリントで、上りの出口のコーナーが狭いので、ダンシングでペダルがすらない程度にRを大きくとらないといけない。その後の下からのシケインは全体を一つの曲線(黄金比の曲線を思い出した)で捉えなければならず、また下り終わってからの路面がガタガタな上に泥が乗っており危険だった。ヨレるのが嫌なので試走ではフロント6.8bar、リア7.2barで走ったが、レース前に0.2‾0.3ずつ空気圧を下げた。シケインの後にある直線はそこまで長くなく、ヘアピンカーブがあるので踏んでいる時間は短い。しかい上りに向かう向きの直線は上りに慣性を働かせたかったので速度を出すのが得策に感じた。試走では坂をシッティングとダンシングそれぞれ2本ずつ全力で踏んでみたが、ダンシングの方が感触がよかったのでダンシングのみで行くことにあらかじめ決めた。適度に体を温めた後、車に戻り、アミノバイタルを半分補給。
レースはローリングが1.5周あることがわかっていたので、直前にコースに向かい、最後尾付近でスタート。ペーサーが遅く、皆ついてきたので坂以外でポジションはあげられなかった。前方5人目ぐらいでアクチュアルスタート。ファーストアタックは小柄な女性の方。小柄なせいか曲がるときに逆ハンを切る癖があるようで後ろつくのが怖く、また踏み方に無理が見えたので逃げきれないと踏んで見逃した。650cのホイールでもレースに出れるようにUCIはルールを変えるべきだおと思う。アジア系には男でも700cが大きい人がいるからな〜。あと、坂に入るところにいた観客の人が感じが悪く、この女性の逃げに対して「子供が逃げているぞ」って言ってて頭きた。セクハラって言うんだぜ、そういうのは。いつの時代の人間だし。ちなみにこの輩はのちにもう一回登場する。
今回のレースでは周回数を数えていなくて、正確なタイミングがわからないが、テキトーに自分の感覚でアクションがあった時を示す。2,3周目のあたりで、のちに3位になる人(以降Fさん)を含む同じチーム2人が追走をかけ始める。先頭の人が全然ローテしないで踏んでいるのをみて、これは付いて行った方がよいと判断し、トレインにただ乗りした。3周目あたりで女性を吸収し、その上りで先頭の人が急に千切れた。あの感じを見るとどうやらアシストをしたようだ。確認しとけばよかった。そっから5周目あたりまでFさんと2人逃げをしていた。5周目でのちに1位をかっさらっていったSさんが合流し、強烈に引き始める。交代を(後ろから)要求したけど、そのまま1周ほど全引きしてた。このときに、回しましょう、と声をかけたのを例の輩たちが聞いてて、そいつらが「お前引いてねえじゃん」とか言ってきた。うるせぇ! そんなのもあって周回数はわからないけど、上りのタイミングで先頭を代わり、何回かローテに参加した(とはいいつつ、もっと綺麗に回したかった。無理やり先頭を奪った感じ。ペースアップに見えたかも)。7周あたりで追走が追いついてきた。そして8周目の坂でSさんがアタック。微妙に足が無かったのと、それまでのSさんの上りを観察してた感じだと保たないだろうと判断して、マイペースを貫いた。これが敗因。その後差はなかなか縮まらず、最終周で追走集団に追いつかれそうになるも力でねじ伏せなんとか2位を死守してレース終了。
〜反省点〜
ラップ数を確認してなかったことと、Sさんのアタックを見逃したこと。ラップ数がちゃんとわかってればラスト2周という明らかに仕掛けてきているという意図がわかったし、こちらも動けた。鐘がなってからでいいや、とも思ってたのが、ラップの確認をしないという気の緩みにもつながったと思う。前回の大磯で動きまくって、それでも3位に入れたというおごりがあったのも事実。Sさんと話したら、実は前回の大磯で僕がまくったせいで4位で表彰台に上がれず、僕のことをレースレポートみたりして研究、レース中もマークしていたらしい。本気で勝つ気でいたSさんとの意識のさでもあったのかな。
あと、インターバル練ができてなかったのは大きい。最近やっと長距離乗り込み終えたので、zwiftでのインターバルをやっていきたい。
〜おわりに〜
車出してくださった近藤さん、ありがとうございました。
また、レースで出会って話できた全て選手、大会関係者の皆さん、レース楽しかったです。また会いましょう!
玉置千智(51期)