10月17日(日) アートスポーツ杯@群馬 田中 裕樹

今回は、終盤に抜け出して逃げ切りたかった。
また、その自信もありました。
あと、もちろん、一番地足があると思われる米内君を見ながらのレースでした。
昨年の経験から、はじめは省エネで周回を消化する。
7周目くらいまでは、全く引かずに先頭が見える位置で待機した。
杉田さんが、見える位置で走っていたのでとても心強かった。
半分を消化したあたりから、ゆとりペースになってきたのと、
人減らしを目的として、長い登りで前に出て何度か牽きました。
それでも、まだまだ大集団だった。今日はしぶとい人が多かったと思う。
10周回を過ぎたあたりから、アタックが出始めるが、どれも勢いが無い。
米内君も入っていなかったので、全てパス。
幸い全て決まらなかった。
13周目のアップダウンでアタックがかかった。
カウンターを狙おうと思って米内君を誘うが乗り気でなかったので、登りで単独でアタック。
米内君と後1人追ってきたので、3人で踏むがなかなか集団を振り切れず、下りの前に捕まった。
その後も、集団を絞ろうと、積極的に牽きに加わった。
今度は米内君が、下り初めでアタックしたのでそれに反応した。
米内君は様子を見るといって戻ったが、自分は先行し続け、上位を保ったまま、再び登りでアタックした。
今度は、違う2人が追ってきたので、少ないリードながら抜け出しには成功した。
次の周回の登りでメンバーが入れ替わり、3人で2周回、持ったが、最終周回手前の登りで吸収された。
(唐子や、米内君が集団を抑えようとしてくれたらしいので感謝です。)
最終周回に入るところで、米内君が1人で行ったので付いていきたかったが、僕にとってはカウンターを食らった形になって、反応できなかった。
足はかなり使ってしまっていたし、集団は牽制が始まっていたので、追いつきそうにない。
前は、米内君だし、まぁ良い。スプリントを見据えて足を押さえ始める。
登りの前で、唐子が牽いてくれるみたいだったが、情報伝達不足で後ろに付けず、後輩の頑張りを、ただの無謀なアタックにしてしまった。
ごめん。
そのまま、メイン集団(十数人)の良い位置でホームストレートに入ってきたが・・
縦1列が一気に横に広がる瞬間、僕の2人前で落車!
巻き込まれて、自分も玉突きの3台目になりました。
悪いところは打たなかったので、ボトルを拾って、1呼吸置いて一応、完走しておいた。
結果は21位。
逃げが決められなかった原因に対しては、集団の視界から消えるような、爆発力のある、アタックが決められなかったので、結果的には追われて吸収されてしまったと思う。
レースで活躍するには、数分間の高出力が必要だ。
戦術においては、前半に力を温存することができたことは良かった。一発で終わらないアタックが出来たことも進歩だ。
しかし、優勝した米内君は、展開を見てレースをしていたのに対して、僕は、積極的であったにせよ、その方向が少し間違っていたかもしれない。
ジャパンカップでは、米内君に負けないように頑張ります。
田中 裕樹