過眠と不眠を繰り返す54期歯茎です。予約が取れないんじゃ。
飲み会があったので、新潟まで酒の買い出しに行くことにした。
前回の行き先が直江津だったので、今回は柏崎。特に意味はない。
水曜の朝に出て24h以内に目的地に到着し木曜の朝電車に乗れば、鈍行でも夜からの飲み会に間に合う。
5/14、ハルヒルから帰ってきて明け方3時まで頑張って課題を終わらせ、提出し忘れて絶望した次の日のこと。
せっかく足も仕上がっているからエクストリームライドがしたいと思った。
前回の新潟行きに関してはコチラ→
titechcycling-racer.hatenablog.com
前回荷物が重くてうざかったので、リュックを予め宅急便で送っておくことにした。荷詰に手間取って時間ギリギリでヤマトの営業所に持ち込んだがギリギリ間に合わなかった。こんなギリギリに持ってこられても困る、ってなんか営業所のおっさんが不機嫌だった。別に俺としては間に合ったら儲けもん、無理なら送るのを諦めるくらいのつもりだったし、無理言って送ってもらってるならまだしも、じゃあいいですって言ってんのに怒らなくても良くないか?怒ってないけど。
しょうがないので背中の荷物とjiziのサコッシュだけで行くことにした。
中身は、・補給食(カロリーメイト、羊羹、ウィダーがいくつか) ・中くらいのモバイルバッテリー(10000mAh) ・携帯リュック(折りたためるうっすいやつ。自転車用ではない。)
迷ったがウィンドブレーカーはでかいので置いていくことにした。ハルヒルは寒かったが逆に言えば雨が降らなければそこまででもなかったから新潟も似たようなもんかと。予報は晴れだったし。←バカ
ライトはvolt400だけでいいかなと思った。←アホ
モバイルバッテリーはもう少しでかいのもあったが、重くなるのが嫌だったので中くらいのにしておいた。←マヌケ
あと手拭い。←優秀
荷物を送るのを諦めて、夜の7時前に寝た(眠れなかった)。
3時まえにのそのそ布団から出て、スパゲッティーをドカ食い。出発。
5/17水
午前03:34、出発。な阪関無。夜明け前の東京は思いのほか寒かった。彩湖のあたりとかかなり寒かった。浦和を超えた頃気づいたらパワーメーターが壊れていた。ずっと0wしか出ない。電池入れ替えたりもしたが、0wだった。せっかくのエクストリームライドなのにショック。接続し直しとか休憩がてら30分くらいいじくり回してみたがダメだった。4iiiiは3万円のケイデンスセンサーと化してしまった。このせいでデータ上はおにぎり1個のカロリーで列島を横断した人になった。
諦めてひたすら17号を左上に登っていく。本宿のあたりで17号バイパスにずれたら、自転車通行禁止だった。どこまで禁止なんだろうと思いながら北上するも延々禁止のままで、14.5キロもノロノロと歩道を走ったのちイライラしながら調べたらバイパスは全線自転車禁止だった。そんな道つくんなやカス
熊谷の手前で元の17号に戻って、何度か自転車は直進できずに下ろされることがあったものの基本はダラダラと道なりに進む。。
その後体感で20kmくらい、幅も広くで車もそんなに多いわけではないのに自転車通行禁止の部分があった。ムカつくことに、広めの歩道と一緒にもう一本車道に出るための車道?が整備してあって、そこには自転車通行禁止の標識がない。つまりその道を通って車道に出て走ってると自転車禁止の標識が出てくるので歩道に退避し、次の側道でまた車道に出てしばらくすると標識が出てきて、、、ってなる(理解しろ)。流石に3回目くらいでこれずっと自転車禁止だって気づいたが、どうみても標識の付け方欠陥じゃないですか
つまるところ、自転車通行禁止の車道なのにそこに出る道に注意とか標識がない。知らなければ気付かずに走ってしまう。道路設計者仕事しろ
寝不足も相まってすごくイライラしながら走った。道路の名前を見てこいつ名前忘れんからな呪い殺してやる震えて眠れと思った当時だったがすっかり忘れてしまった。今見たら上武道路とかいう名前だった。
まあ私は法律に疎いので↑の解釈が間違っている可能性は1リットルくらいはある。
気温も上がってきてイライラもマックス、渋川手前で17号を下ろされて利根川の対岸に渡り大きく迂回。迂回区間は6キロほどで、別に細い道とかではなく下りは結構スピードも出せたが、なによりその前の登りがそこそこきつくてふらふらになってしまった。
山に入る前に休憩しようと思っていたら関東平野の奥の奥ギリギリのところ、渋川を過ぎてすぐに道の駅があったので休憩。出発から7h42m。11:15ごろ。
すでにこの時点で前日の大学含め24時間ちかく?ぶっ続けで起きているうえにパワメの調子を見てた30分以外はノーレストだったのでかなりきつかった。ご飯と思ったがバテてしまって何も食えん。糖分摂取、ソフトクリームを食べた。社不なので30時間にはならない
駐輪場なかったふざけんな。その辺の柱に立てかけたところでいつも自転車にくっつけているワイヤーの鍵を忘れたことに気づいた。ハルヒルのときに忘れたのにその後また忘れてしまった。屋根がついてるベンチでお昼寝。1時間で起きるつもりで目覚ましをかけたが2時間寝てしまった。水道で手拭いを濡らして被っていたが暑くてだいぶうなされた。
2時まえ、ふらふらと起きて出発。この時点でまだ130kmも走っていない。あと200km走るんだが。先行きに不安を覚えつつここからぐーっと高度を上げる。つい3日前苦しめられた榛名山の脇を掠める。
登る、登ってくれ俺のスゴロク!俺の心臓だけが頼りだ!ホイールってのは曲がるもんじゃねえ、曲げるもんだ!
登る途中で日本一周中かなんかの荷物いっぱい積んだロードの人を追い越した。後ろに韓国の旗刺してたが、韓国からわざわざ日本くんだりまできて山登ってんのすごい。ドMかな?韓国大好きマンだったのかもしれない。
渋川→沼田→みなかみと走って赤谷湖とかいうダム湖のほとりのローソンで30分休憩。4時まえ。ここでやっと半分弱。
クーリッシュとおにぎりを食べる。追加で水。それまで暑くて水を被りながら走ってきたが、高度が上がったのと日が傾いてきたのとで急に涼しくなってきた。寒いのは嫌いなので少し嫌な予感。じゃあなんでウィンドブレーカー置いてきたし。
そこから15kph前後でひたすら登り続けて約一時間、三国峠に到達。通るのは一年前にできたばかりの新三国トンネル。中央分水嶺でござい。ここからはくだり。
まだここは群馬つまり高崎そんで新宿まで一本で行けるのでつまりここは新宿なんなら高崎発熱海行きの普通とかあるから実質ここは熱海。
たった二分トンネルを走るだけでそこは新潟県つまりここは日本海つまり実質ロシアすなわちヨーロッパ。
熱海は欧州近郊。こういう土地のつながりを考えるのが好き。
ひったすらにこんなに降りて大丈夫かってくらいにくだる。2回ほど標高差50mくらいの登り返しがあっただけ。けっこう長く下って大きめの街に出たと思ったらまだ越後湯沢だった。夏前のスキー場は閑散としていて、しかし前回の列島横断時に電車で通った時は駅前しか発展していなイメージだったがいざ通ってみるとそうでもなかった。まあ腐っても新幹線停車駅の観光地だし。17号は駅から200mくらいしか離れていない割には閑散としていて、しかし閑散期の観光地にしてはやはり街は大きい。どっちだよ。人はいない。
越後湯沢の平地っぽいところはガーラ湯沢で一旦途切れ、すぐに石打、上越国際スキー場前、六日街と、南魚沼市の平野部へ到達。平野部といってもずっと緩やかに下っていて、ここでさきほどの韓国大好きドMチャリダーを追い抜かす。赤谷湖で追い抜かれていたらしい。赤谷湖の休憩が30分、そこから三国峠まで1時間だから、下りの速度が同じだとしてもあの大荷物で俺の2/3の速度で登ったということね。っょぃ。
三国峠から1時間40分ほぼずっと降り続け、補給食がなくなったので六日町の駅前のローソンでカロリーメイトを買う。食べようと思ったが夕飯には足りなさそうだったしこれから山越えだし駅前でそこそこ発展してるからご飯を食べようと思った。
発展してるといってもまあ田舎の駅だから商店街もそんなに賑やかではないっていうか人があんまりいない。全くではないけど。まあ平日の夜だし。商店街は結構長いんだけどシャッター通りっていうか、閉まってるお店だけじゃなくて、オフィスっぽい雑居ビルとか民家?って感じの二階建てくらいの建物もアーケードに並んでるので、ぱっと見活気がなく見える。まあそれらも元は一階が店舗とか個人商店とかだったのかもしれない。あと建物の高さが低いのも寂れて見えるポイント。大体の建物が2か3階建。アーケードに面した空き地とか駐車場もあってわりとスカスカに見える。
果たしてご飯にありつけるだろうかと思いながら適当に近くの店に入ったら、儲かってなさそうな外見、静かな表通りとは裏腹に中は盛況だった。
ご飯を食べにきたつもりだったが中には座敷のスペースもあって地元の人たちがわいわいと飲んでいる。おっさん連中の盛場かと思いきや家族連れも数組いた。メニューも豊富で、定食もあればつまみもある、飲みにも食べにも使える店って感じだった。酒の種類も豊富で大学の近くに一軒欲しいくらい。漫画がいっぱいあった。
あとお米が南魚沼のお米らしくて嬉しい。
親子丼の大盛りを頼んだら結構大きいのがきた。昼はソフトクリームだけだったからちょうど良い。
このあいだにライトと携帯を充電。
コミュ強なのでコンセント貸してください、と言おうとしたが自分の座ってる周りにコンセントがないのに気づいた。コミュ障なので壁際のコンセント借りにいく勇気はない。モバイルバッテリーで充電した。
腹も満たされたので、六日町の駅を通り過ぎてすぐに左に曲がり、山の方へ。ここから十日町へ抜ける。田舎な感じながらわりと住宅街で、間隔が広いながらも街灯もある。農村地帯の住宅街といった感じ。田んぼがいっぱいでカエルが鳴いている。すごく鳴いている。大量のカエルが、スピーカーついてんのかってくらいの音量で鳴いている。多分小声の会話は聞き取れない。
駅前の道から逸れて関越自動車道を潜ってすぐに山越えの道に入って、数分で駅前から続いていた道に出た。おい間違ってんじゃねえか。
と思ったが目指していた253号の入口はすぐそばだった。いや駅前の道まっすぐくればあんなカエルいっぱいの道走ることなかったんだけど。
と思ったら253号は自動車専用道路だった。ふざけんな死○ね
これ以降自動車専用道路を設計もしくは計画した奴は呪い殺してやりたいけど、こんなんでも書き込むと罪になるんだろうか。誰か大学爆破してくれねーかな。
当てが外れてしまった。仕方がないので200mほど進んで214号とかいう十日町に抜ける道に出た。曲がる直前、ここも寂れた住宅街。ためしにフラッシュを焚かずに写真を撮ってみた。
で、214号を登る。ら、ほんの200mほどでこの有様だよ
しょうがないので1kmほど下って74号とかいう別の道へ。まばらな民家→畑→家なのか何かの施設なのか会社なのかわからん無人のプレハブ小屋、といった感じでどんどん人工物がなくなっていく。もちろん明かりはついていない。もちろん街灯もない。夜中の和田峠をイメージしてください。相互通行一車線道路。この線も何もないアスファルトを一車線と呼ぶなら。遠くにさっき俺を追い返した253号の灯りが見える。まばらに車が走っている。振り返ると彼方に南魚沼の街のあるんだか無いんだかわからないくらいの夜景が見えた。
いまストリートビューを見ていたら道の脇に八箇峠爆発事故慰霊碑とかいうのがあった。当時気づかなくて良かった。異界への入口的なものに見えて漏らしていたかもしれない。
しかもほんの10年前の事故だった。まじ怖い。
昼間はずっと骨伝導のイヤホンで音楽を聴いていたのだが、この山に入ってからは怖くて携帯から垂れ流し。しかしやはり異界の入口は避けて通れない。50mほど先に例の253号をくぐるトンネルがあった。それがこれ。
いや夜中じゃなくて夜の八時なんだけど。タウンセブンですら7階は空いてるけど。
200mほど引き返して一本右の道へそれる。そっちのほうが太い道で、元いた道が2kmくらい先で右の道に合流するはずだった。ていうかそっちを走っていたつもりがいつの間にか細い方に入っていた。
太い道なら人通りとかあるかもしれない、と思ったが人っこ1人車一台通らない。むしろいたほうが怖い。なんなら地図と違って道幅は変わらなかった。もちろん街灯なんぞない。
で、1kmくらいきたところでこれ。
立ち止まってため息をついて、瞬間恐ろしいほどの周囲の静寂。もはやクソッタレの253号も街の明かりも見えず、看板を除けば足元のアスファルト以外に文明の痕跡はない。星がキレイ。かと思いきや星すら見えない。
ドッキドキしながらUターン。諦めよう駅前まで戻ろう人間に会いたいと。くだりをかっ飛ばしたいがvolt400をもってしても2m先までしか見えない。道を外れて茂みに突っ込んだら最後崖かもしれない。ていうかたぶんショックで死ぬ。20kphくらいでそろそろと降る途中、斜め後ろの茂みからガサガサと音がした。心の中で無言の叫びを上げながら振り返らずに下山。道がまっすぐになった途端ちゃんと踏む。無人プレハブが見えてホッとした。おそらく野生動物、それも猪とかじゃなくウサギ程度だろうが、幽霊じゃないという証拠はどこにもないのでとりあえずお経を唱えながら下山。
やっと民家の横、街灯の下まで来て道を調べ、ついでに音楽垂れ流しだった携帯を充電。
結局17号まで戻ることにした。十日町を避けて北へ大きく迂回。たぶん20kmくらい長くなる。でもあんなところを通るよりマシ。
これ描いてる途中で地図を見ていたら、通れなかった253号はバイパスみたいなやつで、本線みたいなのは自転車も通れた。そっちを通ってれば楽に十日町に行けた。北越急行沿いのいわゆるほくほく街道。しかも六日街の駅前から山へ向かう途中、なんなら200mくらい通ってた。車通りもそこそこあったっぽくてそっち通ってりゃあんな怖い思いしなくて済んだのにと。
まあ17号よりはしょぼい道だろうけど。それにその場合十日町から柏崎まで252号とかいう17号よりはしょぼい道をえんえん通ることになってたから、結果的には良かったかもしれない。
死にそうな顔をしながら17号で魚野川?に沿って北上。顔は死にそうでも周りは文明で満たされていて満足。やっぱ太い国道に限るわ。これ以降県道というものが嫌いになった。
オヤヂ小千谷で彩湖以来の17号とバイバイ。別れ際、スーパーによる。マルイとかいう名前してるからあのデパートこんな田舎にまで進出してんのかとか思ってしまった。たくさんあったので信越地方の地元スーパーなのかも。
桜餅と、ベーカリーコーナーのでかいチーズパンを食べる。寒くなってきた。チーズパンチンしたかったけどレンジがなかった。22:30。
ここから峠を越える。そんなにきつい峠ではないが。ウィンドブレーカーを持ってこなかったバカは誰でしょう。ブルブルしながら、しかも直近35時間の睡眠時間がうなされながらの2時間お昼寝なので頭もバカになって。元からでは?ヘラヘラ笑いながらガチガチ歯を鳴らし歌いながら深夜の街道をgo.
今度は一応2車線で街灯もあるしまれに家とかもある。人気はないが。六日町の異界に比べればへでもない。
北条とかいう駅のそばで信越本線の踏切を渡り以降並行。この辺から柏崎の平野部に入る。
脳みそ死んでるから踏切渡りながら、わーい踏切えへへへへえへへえ一時停止!窓を開けていけwww音を聞いていけwwwwとか1人で叫んでいた。叫んでたってことは人も車も電車も皆無だが一時停止はしたのね、俺偉い。
せっかく柏崎にいくんだから柏崎の地元スーパーでお土産でも買いたいなと思っていたが、11時閉店で柏崎の平野部が意外と長くてギリギリ間に合わなかった。まあこんなところで何か買っても荷物になるだけだが。
5/18木
柏崎の駅のそば、もう海まで1kmのところにウェルシアがあったので休憩。エスカップ買って人体に充電。ウェルシア24時間やってて大好き。コンビニもだけど、旅先の田舎でイオンとか西友とか、24時間のスーパーを見た時のあの安心感たるや。地球にもまだ人類が残っていたんだって感じの気分になる。深夜の地元でも嬉しくはなるけど、東京はまあ車も走ってるしどこかしらの家に灯りがついてるから。うちとか。
エスカップその場で飲んだけどゴミ箱なくて、そしたら店員さんが捨ててくれた。優しい。
で、海へ。やたらとでかい高校と中学がしかもつながっててなんと街の名前が学校町だった。なんなら駅前の地名が駅前だった。ユーカリが丘線か?
海沿いのわりに海が見えず林ばっかと思ったが海浜公園の横を走っていたらしい。土手だか防潮堤だかで海が見えなかった。やっと公園が途切れて海の方へ細い道を入っていく。河原のブロック斜面みたいな感じのに突き当たってというか地面がなくなって突然道が終わった。目の前に日本海が広がっていた。
はずなのだが、何も見えん。ライトで照らしても海だから当然何もないみえない。地図では海水浴場の付け根にいるはずなのだが位置情報がずれている可能性、満ち潮で砂浜が水没している可能性、方向音痴だからそもそも全然違う場所にいる可能性は否めない。
で、この土手というか斜面が何メートルあるかわからないし降りたら最後ビンディングで登れるかわからないし、というかそんな元気ないし、ぼーっと海?を眺めて写真だけ撮って帰ることにした。
今考えるとあの二つの灯りが海水浴場の砂浜の先っちょなのかもしれない。
柏崎中央海水浴場。調べた限りではそこそこ賑わう様子。
もう一キロくらい西に行けば港とかもあったが当然そんな元気はない。
いったん1kmくらい戻って寒いのでセブンで熱い飲み物を買うことにした。カップの味噌汁を買って飲もうとしたらこの時間イートインが空いてなかった。この時間って言っても夜中のまだ12時台なんだが。柏崎はそこそこ大きい町だと思っていたが夜は静かな住宅街だった。終電も11時で終わっていた。ご飯を食べて体温を上げたいところだが、食べたら眠くなりそう。
セブンの駐車場で味噌汁飲んでいたら地元っぽいおっちゃんに話しかけられた。その人も昔日本縦断自転車でしてたみたいなこと言ってた。
チャリ談義に花咲かせてこれからどこいくのって言われて長岡までっていったら途中寒いから気をつけろって言われてまあ軽く絶望。
そうなんですこの旅のゴールは長岡なの。なぜかって、柏崎には快活がないから。柏崎から一番近い快活は長岡なのです。金ケチらずに柏崎のホテルでレイトチェックインすればよかった。
ちょうどgarminの電池がなくなったので充電しようと思ったらモバイルバッテリーも力尽きていた。もっと容量あるでかいのにすればよかった。で、せっかくコンビニにいるんだからよくある貸出式のモバイルバテリー使えば良くないかと閃く。
→置いてなかった。それどころかあれ北海道ですらそこらじゅうにあるのに柏崎周辺には一軒もなくて、長岡市街に入るまでどこにもなかった。まあ今見たら柏崎にも3件あったのであのあと設置されたのでしょう。
モバイルバッテリーが切れているということはご飯を食べながら充電したつもりのフロントライトもそんなに残っていない可能性が高い。予備のライトはツール缶に入っているボタン電池のよくある100均のやつしかなかった。
余談だがわたしはこいつをvolt108と呼んでいる。
普段は電池が切れた時のお巡りさん対策として持ち歩いているが、田舎の夜ではお巡りさんに遭遇しない代わりに単に暗くて事故る可能性が極めて高い。
しゃーないのでコンビニで充電器を買おうかと思ったが、乾電池式のやつしかなくて2000円もした。嵩張るからなと言い訳してここで買わないあたりやっぱり私はケチ。
諦めてなんとかなるだろうと走り出した。いざとなれば携帯をライトがわりにすればいい。
で、長岡までよくわからんルートで走り出した。結果から言うと柏崎→長岡まで国道8号が通っていてどう考えてもこっちを通った方が良かった。一桁国道だから車も走ってただろうし、なんならこっちの方がやや近い。
116号とかいうなんかそこそこ太い道を走って20km。ここまでは良かったが、48号とかいうよくわからん道に右折しようとしたがどう地図を見てもここ、と言う場所なのに交差点がない。あれれと思って周りを見渡すと、片側2車線のやたらと立派なオーバーパスの上に自分がいて、右折先の道が自分の真下にあることに気づいた。曲がれない。
脳みそも体もフラッフラだったので思わずその場でシートチューブにへたり込んでしまった。国道の真ん中で危ないだろうと言うご指摘はもっともだが、たぶん前後5kmに車はいないから許してね。
べつになんてことのないただのオーバーパスなので、少し引き返して真下の交差点を右折するか、先へ進んだところで反対車線へUターンして左へ逸れていけばいいだけなのだが、それに思い至るまで5分くらいぼーっとしていた。今考えるとどんだけ疲れてたんだ。
ここでとうとうフロントライトが死亡。二台ある携帯のうちiPodがわりの古いやつをシリコンバンドでハンドルに固定してライトがわり、と思ったらライトがつかない。なんでだろと思ってしばらく思案した結果、冬前に誤ってポケットに入れたまま洗濯したせいと言う結論にいたった。電源が入らなくなり修理に出しバッテリーを交換したのだが、同時に死んだカメラの修理は別料金と言われ修理費をケチってあきらめたのだった。ライトも同時に死んでいたことに半年経って気づくとは。
新しい普段使いの携帯をライトがわりにすることにした。二台あるからそこそこ長時間電池が持つだろうと思っていたのだが誤算だった。
そこから軽い山越。寒いのもだけどまた人がいなくて怖いので古い方の携帯で音楽を垂れ流しながら走った。
結果途中で古い方も死亡。頼りは新しい携帯だけになった。しかもそっちもライトと音楽の同時使用で電池がゴリゴリ減っていく。
一応国道だからか、道は2車線で間隔広めではあるが街灯もあり六日町の異界よりはマシ。一回か2回だけ車とすれ違った気がする。息を切らしながら歌った。
ながーいトンネルを「トンネルん中あったけええウェヘヘヘヘヘ」とか叫びながらやっとの思いで市街地へ到達。よくわからんでかい川を渡ったと思ったら信濃川だった。
遠くの夜景がある以上灯りがついている建物は多いはずなのだが、長岡はでかい街のくせにこの道の沿道には店とか少ないなと思っていたが、どうやら目的地のネカフェの場所の関係上、長岡と北長岡の駅の真ん中辺りを通っていたみたい。一本南の橋を渡っていたら長岡の駅に突き当たっていたのでもう少し栄えていたはず。AM03:52長岡の快活に到着。出発から24hちょい。文明に到達したーと思った。到着時点で携帯の電池は20%。危なかった。まあ長岡市外に入ってからはモバイルバッテリーの貸し出しやってるコンビニあったからそこによれば延命措置はできたけど、そこまで頭回らんかった。
快活の目の前に原信とかいうこれまたこの辺でよく見るスーパーがあって、しかも24h営業で歓喜した。寝る前にお土産と食べ物買いに行けるし、なにより4時前にフラッフラで快活に入る直前、営業中のスーパーが目に入ってなんかすごく安心した。
シャワーを浴びて、いざお楽しみのお土産タイム、と思ったら速攻で寝落ちした。
以下は帰路。おまけみたいなもん。
起床、13時。寝落ち直前に6時と9時に目覚ましをかけたつもりだったが無理だった。ネカフェって音出せないから起きるのまじ無理。
この日の5時から飲みの約束があったのでもう無理。物理的に間に合わない。
とりあえず目の前の原信でいっそいでお土産を物色。日本酒を大小一本ずつ、乾麺のへぎそば、あとは朝ごはんだか昼ごはんだかの代わりの、お惣菜のなんか鶏の照り焼き的なやつとチーズボールとかいうつまみ的なやつ。ここぞとばかりに持ってきた折りたたみの布リュックを展開。ちゃっちいながらもたくさん入る。ロードだとビニール袋ぶら下げるの辛いし。。
で、駅前の酒屋で日本酒をまた大小一本ずつ。前回の列島横断時に寄った店で、品揃えが良かったので気に入っていた。
朝起きられてたら鈍行で帰るつもりだったが、寝坊した以上それだと飲み会どころか日付が変わる前に帰れるかすら怪しい。んで新幹線に乗ろうとしたが切符を買う列に並んでる間に行ってしまった。1時間待ち。酒屋に寄らなければ。
しょうがないので駅中をぴちぴちジャージで物色。お煎餅とかを買い、改札階に戻るとまた別の酒屋さんが。当時気づかなかったが、前回寄りそびれた試飲コーナーのあるところだった。
飲み会のメンツに誕生日の人がいたが好みの酒が分からなかったので、お土産を兼ねて地ビールの詰め合わせにおまけで甘酒もつける。こっちの箱にすると入らないとかこっちにするとやたら隙間ができるとかじゃあ隙間分何か買うから待っててとか、こちらのわがままに店員さんは親切に対応してくれた。
ついでにもう一本地ビールを購入。
新幹線ホームに上がると、初めて乗るE7系が入線してきた。せっかくなので入線時の映像を撮ったが、後で見返すと写っているのは自分の手のひらだけだった。
端っこまでちゃりんこ担いで歩くのは辛いので、ホームの真ん中らへん適当な自由席に乗り込む。が、意外と混んでいて相席確定。座席を探して車内をうろうろ。宅急便できなかったせいでジャージ新幹線が少し恥ずかしい。どちらにせよ大荷物ゆえ一番後ろの席が一番いいので、車両最後部のお姉さんの横に腰を下ろす。席を確保してしまえばこっちのもん。
なぜ原信で買ったご飯が酒のつまみみたいなのだったかと言うと、そりゃもうね。
酒のつまみにするためですよ。
新幹線代約4kは痛い出費だが悪くはない。関係ないけど、新幹線とか特急の席に挟んであるあの雑誌、乗ってる間に読み終わる人いるんだろうか。しょっちゅう新幹線使ってる周回プレイヤー向けか?
こうして東京に帰りつき遅れて飲み会に参加、地酒は瞬く間に胃袋の中へ消えた。
5/19金
飲んでたら意外と終電が早くて家に辿り着けないことが判明した。しょうがないので用賀から10km歩くことにした。気づいたら砧公園横の植え込みにての字になって寝ていた。低民度大学生やめてね。大学を辞める!
明るくなる頃ようやく帰宅し、およそ3日ぶりに自宅の布団に包まれた。
総走行距離346.80km。
⌘新潟といえば佐渡島。ゲームはやったことないけど、ちょうどこの頃無料公開されていたmatlabmuvluv-Teのアニメを見ました。と思ったら見てる途中で無料公開が終わってしまって見切れなかった。OPのピロピロピロピロは結構好き。あの弾幕は知ってたけど元ネタと気づいていなかった。2話ぐらいまでは放送当時見てたはずなんだけど。