9月12日(日)全日本学生RCS第5戦・山形村ヒルクライムラウンド 田中 裕樹

目標は、クラス2での3位以内での入賞。
飯山ヒルクライムの結果から、圧倒的な阪大の角谷選手に次いで、表彰台を狙うには、京大勢の2人の選手がボーダーになりそうだった。
ゆえに、京大をマークで、レースに臨むことにした。
前日までに、決戦ホイールに27Tのスプロケをつけて、チューブを超軽量チューブに交換し、激坂に備える。
ここまでは順調だったが。。
スタート地点までのパレードで、後輪がパンクした。
あとで確認すると、タイヤごと、穴が開いていたので、鋭利な石でも踏んでしまったようだった。
東工大の車は、先に行ってしまっていたが、幸い、パレードの後ろから各チームのサポート車が来ていたので、1台に止まってもらって、代輪を貸していただいた。
(実業団のイナーメの方で、とても親切にしていただきました。ありがとうございました。)
スタート地点まで、1人で登って、ぎりぎりスタート2分前に着くことができた。
1本目から、早々にアタックがかかる。
自分は、始めは集団の前のほうで多少引っ張りながら、登った。
結局は、10人強の先頭集団1つになった。
着いていくだけで辛い。
登り始めて早々に感付いていたが、ギアが重い。
貸していただいた代輪は、23Tだったようで、終盤になると筋肉の疲労がピークになった。
ラスト1kmの激坂の少し手前で、先頭集団から千切れる。
「1本目でタイム差が大きくなると2・3本目での挽回が効かない」そう思って、頑張った。
激坂で、バラけた先頭集団の最後尾の人に追いついてフィニシュ。
10位。
1本目の終了後、スカイランド清水で後輪をDT swiss 25Tホイールを交換。
杉田さんが、サポートに来てくださったおかげです。良い代輪もあって良かった。
2本目は、1本目の上位10名が先頭に呼ばれる。(少し気分が良かった)
2本目は、序盤に上位陣の逃げが決まり、それを追う形で西園選手、角谷選手を含む、4人で追ったが、自分にはオーバーペースだった。
疲れきってふら付いて、前とハスった。よろけて足を付き、後ろの実業団(Takurino.net)の選手が転倒してしまった。
ごめんなさい。
その後、遅れた2人で追い、オーバーペースで自分はタレる。後から来たグループ(6・7人)に合流して、鬼の激坂に突入。
途中、京大の選手と張り合って勝利。
1本目よりも若干悪い順位で入る。
15位くらい。
3本目も序盤からの逃げがあるが、大体はすぐ捕まった。米内君だけがスカイランド手前まで1人逃げる展開。
自分は、2本目の教訓から先頭集団内に潜む作戦で。
人数がじわじわと減っていき、10人以下になって、激坂で空中分解した。
激坂勝負は、7位くらい。終わった。
結果
1時間8分34秒 (昨年度 1時間12分54秒)
クラス2 4位
(一応、学生では3位、クラス2の3位は僕のせいで落車したTakurino.netの選手)
総合 9位
クラス2の3位とは1分40秒程度差がありました。
京大の選手を1人抑えて、学生で3位になったのはプランどおり。
アクシデントが有りながら、それなりにレースできたのは評価できると思う。
でも、残念ながら入賞には手が届かなかった。
今後のために、書き記しておくが、山形村では、激坂手前まで有力選手に付いていって、激坂で勝負をかけるのが一番いい。
1本目や2本目の序盤に、無駄に前に出たのが悔やまれた。
今回は、運転やレース中にサポートをしてくださった杉田さん、代輪を提供してくださったイナーメの方、前日に留めていただいた武井亮太君の実家の家族の方々、さらには、山の上まで応援に来ていた山形村の方々など、多くの人の支えがあって、出走し、そして完走できたと思っています。本当は、そんな皆さんに入賞という形で答えたかったですが、力及びませんでした。
出来れば、来年、またチャレンジしたいと思います。
田中 裕樹