レポート 安藤 英俊

コースは去年レースで走ったのと,8月の合宿でたくさん走ってる.
登り下り平地あり道幅十分のステキなコース.
最初のアタックは無視.中盤の大きな流れに乗っかって上位陣と走る.
あわよくば入賞狙い.あくまでも単騎の他人任せのレースだけども.
半周パレード走行.ペーサーは一定で先導してるはずなのに集団がうねってかなり危険だった.
2回集団落車があったが避けられた.運もあるし,周りが見えていたのもあると思う.
レーススタートしてからの1周目2周目はかなり速かった.登りが速かった.
その結果集団は整い,走り易くはなった.
既に逃げているのが数人いて,その後3分,4分と広がっていく.
しかし今回は中盤から逃げつぶしが始まり,6か7周目には1分半に縮まる.でもその間はしんどくてしょうがない.
順天の辻本がメイングループにまだいるのを確認.
8周目くらいに彼が動く.緩くて長い方の登りでアタック.かなりの選手がついていく.ついていかなかったら終る雰囲気だったので全力でついていった.もう両方攣ってる脚をまた使ってしまった.先頭との差が1分くらいになる.
その周回最後の登りがまた速く,トルクを振り絞る.これさえついて行けば逃げを吸収して落ち着くに違いないと思い,食らいついて下って平地ローテに消極的に加わって,,でも捕らえられなかったのでハイペースがまだ続く.もう脚がだめで千切れた.あと4周となったところで順天の加藤クンに追いつかれて協力状態に.
合宿で一緒に走って少し話した程度だが不思議な巡り会わせだった.
お互い「脚終ってる」と言ったが僕のほうが終っていた.半周で彼についていけなくなり,今度はグループ東大が追いついてきて回収された.しかし踏み直す足も無く,グループ東大から千切れた所で降ろされた.
とりあえず,後半は楽なメイン集団が存在しなかった.
有力選手がこぞってアタックし,残って楽に走ることは許されない感じだった.
ついていかなければうだうだ集団でタイムアウト,かといってついて行けばまた地獄なわけで,消耗する.
脚のある人しか残れない&脚のあるだろう連中もたくさん千切れていた.
またしんどいレースだった.
4年やって4回目のインカレでだいぶレースの走り方は分かってきた.危険なパレード区間,鹿屋含む逃げ,中盤の動き,乗っかるべき逃げ,等が割りと分かっていて対応できた.
しかし,体がついてこない.脚力は去年の方が良かったのは薄々気づいていた.
年齢的なものでは無い,やればまだまだ向上するはずだ.
忙しさの中に高いモチベーションが保てなかったのが原因だと思う.
向上する喜びこそがモチベーションになっていたが,実力をキープするだけとか落ちていくのとかはあまり楽しくはなれなかった.
まあしかし信州大とか首都大が最後の方までいたし,高い目的意識があればできるはずだ.
見るものは見たと思うので,うちの後輩もどこまでその気になれるかだろうね.
安藤 英俊