第6弾 挫折の2年中期
2年になってZwiftのワークアウトやったり、練習強度があがったりして、脚力はそれまでよりかなり上がった。FTPも余裕で5倍を超えた。あとはレースが開催されるのを待つのみと思っていた。
しかしなかなかレースはなく、夏休みは夏期集中講義やらがあり、すこし練習がおろそかになっていった。週300キロを下回る週もたまにあった。
今のほうが忙しいし、時間がなかったなんてことはまったくない。ただなんとなく練習モチベが低下し、小山田などで済ましてしまうことが多くなった。
そんな中、10月頭にJBCFのE3にチームユーラシアから招待していただいた。正直E3では余裕で好成績を取れるとたかをくくっていた。
しかし、結果は足攣りDNF。攣るまでも決して楽ではなかった。
次の週はインカレ。当然急に焦りが出る。完全に攣ってしまったこともあり、翌日からも調子は悪く、全く踏めない。
そんな中で迎えたインカレは極寒の雨の中、たしか7周くらいでDNFとなった。
寒さのせいにした。もちろん強い人も寒さでDNFになっていたし、寒さの影響がなかったわけではない。
しかし、今考えれば完走する体のベースがまったくなかった。寒くなくても多分無理だったろう。
インカレということで、53期のみんなとみおちゃんが応援に来てくれていたのに、全く良いところなしに終わってしまい、ただただ言い訳をするだけだった。言い訳をしつつ言い訳をする自分に嫌気が差していた。
こっからしばらくはドン底にいる気分だった
当時の病みログ
5月〜7月あたりはかなり実力が伸び自信がついた。
しかし8月以降の乗り込みが減ってもその自信だけが残っていたが、レースでそれが打ち砕かれた。
そして、「俺はもっと強いはずだ」という負け惜しみの気持ちと、それに反してどこを走ってもタイムも出ないし練習相手には峠で千切られるという絶望だけが残った。
この時期は自転車に乗るのが嫌になるくらいだった。
しかし、それ以上に実力を取り戻したいという気持の方が強かった。
気持ちを切り替え、タイムやパワーなどは気にせず単に自転車に乗る量を増やした。しばらく乗っているうちに段々と調子が良くなっていった。
誰にでもモチベの波はある。最近うちの部活は全体的にモチベが低下傾向にあると思う。要因は様々だし、仕方ないことだしモチベが下がることは責められることじゃない。
しかしモチベがないときに乗らずにいては、そのままずっと自転車を楽しいと思える状態には戻れないと思う。
モチベが低いときはタイムや速さを気にせず、無心でとりあえず乗るというようにしてほしい。自転車から離れないでほしい。
乗り続けていれば必ずまた乗るのが楽しくなるし、調子も上がってくる。
距離もそんなに長くなくても構わないから、とりあえずコンスタントに自転車に乗り続けてほしい。
自分は2年中期のモチベ停滞期を乗り越えてからはずっとコンスタントに距離を稼いでいるし、自転車が楽しくて仕方ない。
もちろんそれ以降も調子の波はある。しかし乗っているうちにまた良くなるということがわかっているから、調子が悪いときも焦らず練習し続けることができている。
不調を乗り越えて調子が良くなると世界が明るくなる感じがするし、それまでにも増して自転車が楽しくなる。
心から自転車を楽しめるようになるためにも、がむしゃらにたくさん自転車に乗るべきだと思う。