53期山本です。
ちょっと今日は真面目なお話。
4/25 ツール・ド・かつらおDay2 クラス3
結果的には落車してDNFだったわけだが、1歩間違えば割とシャレにならない落車の仕方だったので後学のために記録を残しておく。
ロードレース自体は大変良いものだった。
レースが開始しても、道幅が狭く危険なポイントは5kmほどローリングとし、そこからようやくレーススピードになる形。
加藤やたかしに言われた通り、たしかにロードレースは実際自分の脚に大変合うものだった。
1人だけ逃げがいたものの、第一集団にまともについていくことができたのはデカ目の登りがあったからだった。
@yuki_asato
https://viva-yuuking.hatenablog.com/entry/2021/04/25/184512
お写真ありがとうございました。
しかし1つ目の登り終わりで第一集団から少しちぎれ、たかしが少し後ろにいたこともあって、下りで第一集団に追いつこうと焦ってしまった。
下りの先のコーナーの進入速度が速くコースアウトし、溝にフロントを取られて落車。砂利で身体を削りながら、茂みに突っ込み全身擦過傷。
ここで俺のかつらおは終わり。(´;ω;`)
程なくして運営の救護が到着した。
応急処置を済ませて本部まで送っていただいた。LINK TOHOKUさんには頭が上がらない。
誤解を招かないようにしておきたいが、決して自分は普段から無謀な運転をしている訳では無い。むしろ練習では人一倍安全に気を使ってダウンヒルしている。
たかしが落車のポイントを特定していた
今回のコーナーは入口に対して突然アールがきつくなるタイプで、気づかずに50kphくらいで突っ込むと間違いなく落車する。
また、試走をしていなかったのがデカい。最初からコースプロフィールを知っていれば危険なポイントで落車することもない。
加えて、ライン取りも良くなかった。左カーブならば右に膨らんでからアウトインアウトで抜けていくべきところを見事にインベタでコースアウトした。アホ。
普段なら絶対にやらないミスをしているのは、やはりレースだからだろう。
それから、ブレーキの性能もあった。
カーボンリムはもともとアルミリムに対して制動距離が大きい。ボーラワンはしっかりブレーキすればマシな部類だが、流石にとっさの急ブレーキにはアルミリムやディスクブレーキより弱い。
今回は第一集団と第二集団の間でブリッジしている際の単独落車であり、大怪我にもならかった。他人に巻き込まれることも巻き込むことも無く不幸中の幸いと言える。
(あと、ドライバーとしての自覚が足りなかった。なんとかその日は血を流しながら200kmほど高速を運転できたが、最悪の場合はたかまさに全行程300km任せることになっていた。)
しかし、やはり落車する時は場所を選べない。怪我の具合はどうしても運である。
自分自身、死ぬかもしれないと思ったことは何度もあった。ダウンヒルで誤って対向車線に膨らんだときは正直対向車が来ていたらタダではすまなかっただろう。
対策として色々考えたが、もうロードバイクにはプロテクターがあってしかるべきなのかもしれない。現在は技術も進歩しており、ほとんどつけていることが分からないような薄手のプロテクターが市販されている。今回両腕と手のひらと片脚を見事に削ったので、守れたであろう部位はいくらでもあった。
あとは油圧ディスクブレーキの導入が急がれるべきだろう。制動距離の違いは緊急の際に安全性を発揮する。
社会人ライダーは「自分らの使命は無事に走って、月曜日に何事もなかったかのような顔をして出社することだ」と言っていたが、当然学生だから無茶をしていい道理にはならない。学生の本分は学業であるし、怪我をすればバイトも日常生活もままならなくなる。
ロードバイクは本来危険な乗り物。
ほとんど裸のような格好に申し訳程度のヘルメットで走っているわけだし。
対策をして気を使えば怪我をする確率はぐっと減るが、無くなる訳でもない。
落車についてきちんと状況と原因を分析して対策することは、他人も自分も、その日常生活を守るために非常に重要な意味を持ってくると思う。恥ずかしいことでもなんでもない。落車したら状況を共有する姿勢が大切。
何かの参考になればと思う。
しばらく乗れなくなっちったなああああ
ボラワンのフロントは振れてるみたいだし人生終わった\(^o^)/
はやく擦過傷と筋肉打撲治ってくれや
LINKTOHOKUさんにはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。また、コロナ禍でレースを開催していただきありがとうございました。