Previously on エアロ化計画
シミュレーションしたよ
レンズ型がいいよ
シリコン流したよ
計測機器作ったよ
シリコン2回目流したよ
ウレタン流したよ
型から取り出して実験!←今ココ
ウレタンが固まったので、型から取り出す!
いざ開帳!
ぐあぁ.....気泡が.....
しかし、できたものは仕方ない
性能評価試験に移る!
と、いっても今回はお試しなので、風洞も本気では作り込まず、テキトーに段ボールを切って作ります
今回の実験の目的は、ワイヤーに見立てた丸い断面の棒φ5とこの翼で空気抵抗に有意な差が見られるかを確認するためなので、ある程度実験装置は適当で構わないのです。(←まさか、風速計を買い忘れたとかそういうミスではないよ)
とはいえ、どれくらいの風速かは知りたいので、計算してみます。
流体力学の基本式、「連続の式」を用いて計算してみます。
連続の式とは、あるところに連続して入る流体の質量は、そこから出る質量と等しい、という簡単な式です。
よって風速6m/sほど出ていると推測される。
まず丸棒(生のワイヤー)の抵抗値を測ってみると、
だいたい1.25gの力が合計してロードセルにかかっていることがわかった
一方で、ウレタンの翼だと
0.47g程度の力に減った!
簡単な実験だけど、レンズ型のワイヤーは空気抵抗を削減することを明らかにできた!
ただ、まだ実験は予備実験のようなものなので、さらなる検証が必要
とくに翼表面の気泡はもしかしたらディンプル効果を発生させているかもしれない(「ゴルフボール ディンプル」で検索)
次は、風洞の改良と、実験装置の特性によるデータの校正、そして翼のディンプル効果について検証していきます
⑦に続く....