9/16 加藤 けいはんなサイクルロードレース

結果:クラス3、1位→クラス2昇格
レース2戦目は、今回のけいはんなサイクルロードレース。前回の白馬で1人の差で昇格を逃したので今回で昇格したいと思い、自分なりに考えながら練習してきたつもりだった。前の週に玉置さんにレース展開について聞いていたし、前日の銭湯でも堀口さんにスプリントのコツとかレースの組み立てとかを教えてもらった。モチベはかなり高かったが、同時に緊張も白馬の時とは比べものにならないものだった。
今回は李さんの実家に泊まらせてもらった。前日の夜は夜ご飯も頂いた。とても美味しかったし量もたくさん頂いたのでパワーをつけられた。
当日は6:30くらいに現地入りし、李さんと歩いてコースを一周した。歩きだとペースがゆっくりなのでいろいろな点に気づけてよかった。とくに裏のストレートが最初ずっとゆるやかな登りなことに気づけたのは、レースを組み立てる上で役に立ったと思う。
試走は最後の10分くらいに出て2周した。これも李さんと喋りながら回った。人と喋っているといい意味で緊張が解ける感じがしてよかった。その後は15分ほど3本ローラーをして、レース30分前くらいにスタートに向かった。
スタート地点にはすでにかなりな人数が集まっていて、正直行くのが遅かったかと感じた。でも道幅が広かったので、召集所からスタートラインに並ぶ間ときにガラガラのインベタに並んだら前から3番目くらいになれた。体はあったまっていて緊張もほどほどにしていていい流れだった。
スタートしてローリングしている間はなるべく前につけようとしたが、人数も多く、また1コーナーのインベタにつけていたのでアウトから被せられてかなり後ろの方に埋もれてしまった。それでも色々先輩たちに聞いていたおかげで焦りはなかった。
バックストレートに入りしばらくしてアクチュアルスタート。直後に目の前で大落車が起きた。ちょうどど真ん中あたりの選手が前の人にハスって落車し、それに突っ込む人、避けようとした人に突っ込む人で次々に落車が起きた。45キロくらい出ていて僕も巻き込まれるかと思ったが、運良く抜け出せた。かなり怖い体験だった。初っ端から集団落車を見た状況でその後のレースを続けるのは結構精神力がいると感じた。
この落車を受けて再びローリングになった。このときに駒沢のたつきの隣につけて少し話しながら走った。普段よく一緒に練習している人と話したことで気持ちが落ち着いた。
再びレースが始まったときにコース脇から20人ほど抜いて先頭の方につけることができた。今回のレースは先頭集団があまり綺麗にローテーションを回していなく、うまいこと前の人たちを乗り継いで体力温存できた。何回か集団から抜け出しそうになったが、先頭になりそうになったら落ち着いてペースを落として集団に戻ったりする余裕があったのでよかった。
その後も落車が相次いだ。落車の音が凄まじくかなり怖かった。途中目の前の人が登り坂でインナーに落とした時にチェーン落ちして下がってきたが、それも集団落車を起こしたらしい。何周かしていて、集団落車はすべてバックストレートで起きていたので、バックストレートはなるべく集団より前の逃げの人たちの後ろに着くようにした。ずっと先頭を引くことなく、先頭20人の中でポジションを調整しながら走れた。
後半3周くらいになったら徐々に前の方にポジショニングすることを意識した。最終周になるといきなりペースが上がった。しかししっかり脚を溜めていたのでゆとりを持って反応できた。以前の玉置さんのレースレポートなどを読んでいたら千切れてくる人を利用していたので、真似してみたらうまくいった。ペースが上がった時はまとまった集団の最後尾にいたので自由にラインどりしながら千切れてくる人のスリップに入って1つずつポジショニンアップがてきた。
登り坂のあたりから先頭が早駆けを始めたので先頭集団の最後尾についた。前日、スプリントのタイミングについてはかなり詳しく堀口さんに教えてもらっていた。スプリント始めるタイミングは遅すぎると感じるくらいでいいよというアドバイスを念頭において、焦らず集団内で千切れていない1番後ろの人の真後ろについてタイミングをうかがった。
ゴール直前になってスプリントをかけた。1人社会人ライダーの人に負けてしまったが、学連の人たちには車体半分くらいの差で割と余裕を持って勝つことができた。そこまでスプリントが得意ではなかったので、今回のは自信になった。
白馬が終わってから、練習に対するモチベーションも高まり、毎回追い込んで練習できたおかげで、今回のレースはある程度の余裕を持って走れてよかった。今後も頑張って練習しクラス2でもいい走りがしたい。
今回は白馬の時より人数が少なかった分、先輩たちのありがたみを実感した。
長時間1人で運転してくれたり、色々なアドバイスをしてくれた堀口さん、僕のひどい寝相に我慢してそのまま朝まで寝かせてくれた小島さん、お金の管理などをしてくれたり、実家に泊めてくれた李さん、本当にありがとうございます。