12月10日(日)RCS第7戦 埼玉幸手工業団地クリテリウム@幸手 近藤健太郎(50期)

幸手クリテ クラス3 B10km
目標:完走
結果:27位完走(出走32人,完走28人)
実は初めての学連レース完走です.この時期でかよって感じしますが,自分としては一応成長を感じました.
<一週間前〜前日>
一週間前の小山田でのスプリントメインの練習でかなり追い込んだので,それからの予定としては月:アクティブリカバリー,火:緩めに火曜練,水:外のどっかでインターバル,木:木曜練,金土は回復というプランを立てた.が,実際は課題がどうとか言いながら水は全く乗れず,木も適当な追い込みになってしまった.
また,この適当な木曜練の際に実は足を攣っており,攣ったら3日位かけないと元に戻らない自分としては,万全の状態ではなかった.
<前日〜当日朝>
案の定土曜には攣ったところがかなり痛んでいたので,気休めにプロテインを取ってマッサージを念入りにした.その後,夜に吉田家で前泊させてもらい,朝7時に(駒澤の小嶋さんを乗せて)出発というプランだった.ライセンスカード忘れなどの多少の問題はあったものの,大きな問題もなく9時15分くらいに現地に到着.玉置堀口と合流し,そのまま受付の時間を待った.脚はだいぶ調子が回復していた.
<アップ>
自分の出走の30分ちょい前からアップ開始.三本でケイデンス100前後をキープで,2min×4,1min×2,30secで最後でアウタートップになるよう一段ずつ上げて行った.その後ダウン4.5minでいったん終わり.堀口が並びに行ってから再び,今度は固定でアップそこそこに20-20×3でちょっと心肺上げておしまい.
前回の反省から,前回よりも脚と心肺,特に脚のほうを良く動かしておいたつもり.
実は一部では試走が可能だったらしいが,そんなことHPのどこにも書いておらず行けなかった人がほとんどだったと思う(現に僕は行けなかった).学連レースとしてそもそも初めての場所なので,試走の差は大きいなと思いながらスタートに並んだ.
<レース>
並びは道路いっぱいにだいたい二列.僕は左端から二番目の後方からスタートだった.始まってからはしばらく先導バイク付きなので,この間で可能な限り前のほうに行こうと考えていた.
スタートすると選手が一斉に飛び出すが,僕の左側の飛び出し方が特に素早く,そこに前へ行く抜け道ができたのでするっと前へ.その時点で先頭から7番くらいだったと思う.その後なんだかんだもっと前へ行き,結局前から3番目で落ち着いた.
コースはとても広く,一番細い場所が行田のホームストレートくらいで,かつきちんと舗装されており,今までで一番走りやすかったと思う.カーブでの減速も行田に比べれば無いようなもので,かなりスムーズだった.とはいえはじめてのコースでみんな警戒しているのか,バイク先導でゆっくりのペースなのにほとんど前へあがってくる人はおらず,ローリング解除直前までずっと3番目だった.0.7周くらいしてローリング解除の瞬間,両脇から大量の選手たちが上がってきて本スタートとなった.
前回の行田ではずっと同じ重いギアで踏み続けるという初心者のようなことをやらかし,すぐに脚が終わってしまったので,今回はその点をしっかり意識していた(本来2年の年末の時期に意識するようなことではないが).頻繁にギアを上げ下げし,脚へのダメージを最小限に出来ていた.
また今回はコーナーで縦に集団が伸びることがあまりなく,行田に比べてペースは遅かった.そのため僕でも常に集団の真ん中前後にいることができ,かなり楽をすることができた.途中何の変哲もない場所でどこかの大学が落車していたけれど,斜め前だったのであまり影響なく避けることができ,すぐ集団に復帰した.
一度,集団のど真ん中にいたとき,両脇の選手にほぼ同時にハンドルと体に当たられて落車しかけたことがあったが.なんとか留まった.その瞬間に,いままで集団で走る練習はしてきたが,それを実践で使う機会が来たのは今回が初めてだなあと思い当たった.その練習のおかげで落車せずに済んだ,というわけでもないかもしれないが.
明らかにいつもよりも遅いペースだったので,どこかでペースアップが来るだろうと思っていたら,3周目が終わって4周目に入ってすぐにペースアップ.僕ごときが集団に残れているので,もともと脚のある人々はガンガンそのペースアップについていき,自分は徐々にポジションを下げた.相対的に取り残されるような形で集団からちぎれたのが4周目の半分弱のところ.この周回の足切りを免れれば完走は達成できるので,とにかく走りきることだけを考えて走った.
1人になってからは,よりコーナーの自由度が上がるので,常に集団の後ろがカーブの度に見えるくらいの位置で粘り,なんとかギリギリ4周目を終えた.
4周目が終わる直前に,明らかに脚の残ってそうな新潟大学の選手が僕を抜いていったが,僕の前10mくらいで留まった.たぶん順位はもう狙えないということで完走が確定して流しに入ったのだろうと思ったが,こっちはきつくてヤバかったのでスッと後ろに入らせてもらった.あちらが僕に気づいていたかはわからないが,そうして30秒ほど走っているうちに徐々に回復していったため,多少離れて走り,最後のゴールが見えたところでじわじわ追い上げ,最後シッティングのままちょっと加速しておしまい.正直後ろにつかせてもらっときながらまくるというのは我ながらどうなんだと思っていたが,脚が回復してしまっていたのでどうせなら使い切りたかった.そしてゴール.
<反省>
今回のレースは短く,また走りやすいコースで完走率も高かった.しかし完走は完走.1年半やってきてようやく初めて.始めたころの,ガチで登ってよみらん3:30だったころから比べればだいぶ成長したと思っている.ただし,反省も多い.まずはとにかく練習量を増やすこと.結局4周目の途中でちぎれているのは練習不足が故なので,やはりそこを鍛える必要がある.4Qは冬だが暇が多いので,しっかり乗り込んでいきたい.
また,まともに集団の一部として走ったことで,周りの状況の判断力が足らないことが分かった.特にブレーキについて.コーナーでブレーキをかけるタイミングや,その強さはある程度周りを見て判断する必要があった.だいたいはできていたつもりではあるが,まだ精度が足りていないと感じた.正直周りの人もその辺の技術がピカ一という人はあまりいなかったので,自分としては安全なコーナリングを常に意識していたい.
あとは,ボトルを持って行ったほうがよかったかもしれない.行田のときもだが,空気が乾燥していて3周したくらいでのどがカラカラになり呼吸がしづらくなる.今回はより短いレースだったので何とかなるかと思ったが全然何ともならなかった.次回からは持っていこうと思う.
完走者の中でAVEが40キロを超えていないのは僕を含めて4人だけだった.何はともあれしっかり練習しようと思ったレースだった.
最後に,前泊させていただいた吉田家の皆さん,ありがとうございました.
また,車出しをしてくれた吉田も,ありがとうございました.
近藤健太郎(50期)