6月19日(日) 第27回 全日本学生選手権個人ロードレース大会 田中 裕樹

結果16周(144㎞) DNF
目標は完走。
今年の目標「インカレ・個人ロードでの活躍」の第一弾で、実は気合が入っていた。
細くテクニカルに思えるコースと、180kmという距離に不安はあったが、完走したいという思いは強かった。
宿で4時45分起床、5時朝食。
アップは、準備までに時間をかけてしまい、コースを1周(9km)を登りだけ強度を上げて走り、サインチェック後、3本ローラーを10minのみ。
ボトルは CCDとパワージェル入りのポカリの2本
開会式が始まる前には、並んだが、スタートは、真ん中より少し後ろくらい。
パレードは、唯一の登り区間で解除。
位置はよくなかったので、早く前に出ようと思ったが、道の広い登り区間で踏み込んで10人か20人抜くのがやっとだった。
特に、奥の橋を渡ってからの帰路では道が狭く、横幅が1・2台が限界だったので、足を使っても、数人をかわすのがやっと。
恒例のふるい落としで、かなり過酷なペースとなり、一人遅れる選手がいるだけで間が空くので、中切れが頻発。これに、対応にするだけで余裕はない。
2周目が終わりに近くなるころには、自分も余力が無くなってきて、精神的にもきつくなった。
そして、3周目の奥の橋の登り返しでできた、5・6人前の中切れが埋まらない。
少し離れてしまってから、4・5人で追いかけたが、踏み込んでも、むしろ離されるくらいで、後続の集団に吸収される。
4周目からは、10名程度のグルペットになった。
はじめは、前を追う気配があったが、次第に、スローダウンしていき、僕のレースは終わってしまったと思った。
しかし、周を追うごとに、後続の集団とまとまっていき、知らないうちに40人ほどの第三集団を形成。
タイム差を告知する、バイクも付いてくれていたので、まだ完走を狙えるのではと思った。
集団が大きくなってからは、法政や順天などの猛追があった。
牽きには人並みに加わるものの、正直言って辛いところもあって、自ら前に出て追うようなこともできない。
人数を減らしながらも、10周当たりで一時、第二集団まで30秒というところまで追い込んだが、及ばず。
この時点で、先頭と3・4分。
パワージェル1本を食べ、CCDを2本補給でもらった。
第三集団は15人程度まで減って、選手も疲弊したのだと思う。
後半に入ってから、特にS/G地点後の往路で、ペースが上がらなくなった。
僕も、そこまで限界を感じていたわけだはなかったので、今思えば、ここで、ペースを作るように努力すればよかった。
15周目の周回までに、一気にトップと8分30秒まで離され、デッドラインが近くなってからは、ローテが回りやすくなったが、時すでに遅く、17周目に入るところで集団ごと切られた。
反省
・レース前に、前日の試走に加えて、コースでアップできたことは良かったが、1周しかできなかったのは、物足りない。
学連のレースは、意外と初めが肝心である事は分かっていたので、できればもっと、しっかりとアップすべき。
また、木祖村のコースは、スタート位置が思った以上に重要で、もっと前に並べるようにすべきだった。
会場には、出走1時間50分前くらいには入れたので、そのあとの、準備をもっと早く行えれば良かった。
・序盤3周目で、他人に頼らず、中切れになりそうになった時点で、思い切り踏んでしまえば良かった。付いて行けなければ、レースが終わってしまう。
第二集団は完走していたので、なんとか、付いていきたかった。
・第三集団において、ペースが落ちているようなら、自らペースを作る努力も必要だった。
集団を牽引できるくらいの走力を付けたい。
・補給に関しては、補給地点が平坦で、速度があり難しかったが、しっかりとボトルをもらえた。さらに、初めてレース中にジェルを食べられたので自分なりに進歩があった。
・心配していた下りも、問題なくこなせたので良かった。
・ロードレースで、150km近く走ったのは、今回が初めてだった。
DNFにはなったが、終盤までコース上で粘れたことは、インカレへのステップになると信じている。
メカニック・サポートで来てくださった、章彦さん、本当にありがとうございました。
個人ロードは、DNFで終わってしまいましたが、美麻のインカレでは必ず活躍します。
田中 裕樹