6月4日(土)チームTT@埼玉県加須市 利根川上流域 唐子征久

いよいよやってきたチームTT。
4月から、体調の波が激しかったものの、シーズンでの最初の大きな目標として定めてきたレース。
最大限の準備は出来なかったが、最低限の事は準備できたと思って臨んだ。
チームの力になれる自信はあった。100kmをタレずに走り切るイメージもあった。
しかし、結果としては、ただただ足を引っ張ってしまい、チームTTはあっけ無く終わってしまった。
全容としては、杉田さんが詳しく書いていただいていて、ほぼその通りです。
以下の詳細は個人的な目線で書きます。
自分の役目はペースメイクと終盤まで元気でいることだった。
1周目。
抑えめで入ろうとは思っていたものの、流石に気持ちが昂っていて、
序盤は練習の時よりも2‾30W上のペースで入った。
しかし他のメンバーの牽く時間が長くて十分休めていたので折り返してもまだまだ余裕を感じていた。
復路、澤田が切れて以降、休みが短くなったからか、体調が悪かったのか、若干気持ち悪くなってきた。
脚的にはそれ程ヤバい感じはなかったが、杉田さんと田中さんは調子良さそうだったので、
しばらく牽かずに休もうと思い牽く時間を減らしていく。徐々に危機感を感じてきた。
2周目。
腰が激しく痛いのと、頭がクラクラして集中力が持続し難くなってきた。
キツイのを伝えてペースダウン&後ろ固定にしてもらう。
ここからは速く走る事などは考えられず、ひたすら腰の痛みとの戦いであり、
2人に離されないようにするので必死だった。
ずーっと我慢だった。
杉田さんに言われて、DHバー持つのをやめてアップライトなポジションやダンシングを多めにするものの、
腰が回復しそうにない。
辛かったけど、杉田さんが「絶対完走するぞ!」と激を飛ばしてくれていたので、
なんとか終盤につなげようと補給はしっかりと摂った。
まだあと一周もあるのか、と絶望感を感じながら、3周目に突入。
付き位置固定にも関わらず、ちゃんと後ろに付けていなかったりエアロポジション取れなかったりだったので、
脚的にもきつくなってきていた。一方、心肺の辛さや頭のクラクラは無くなっていた。
このままでは切れてしまうと思い、腰の痛みを我慢してエアロポジションをなるべく取るようにした。
やはりエアロポジションだといくらか休める。そして、最後の折り返しの後、終盤に来てやっと腰痛の原因を理解できた。
バイクチェックに引っかかり、直前にDHバーの角度を下げたのだが、
変更前と同じ感覚でポジションをとっていたのがいけなかったようだ。
頭を下げないで上体をリラックスさせるようにすると、腰の負担が小さいのを感じた。
少し余裕ができてきて、また、若干のペースダウンを感じたので、後は持つだろうと思ってローテに加わり始めた。
もう腰の痛みは気にしないようにした。
しばらくすると、ここまでずっと長時間安定して引き続けていた田中さんが急に辛そうになっていたので、
なるべく強度低くても長めに牽くように心がける。脚は大丈夫っぽかった。
前半のまめな補給がようやく功を奏したのかもしれない。
しかし、ところどころペースを崩してしまった。
そのままゴール。
終わった後は、とにかく疲れはてていた。
しかし、頭に残ったのは満足感ではなく、悔しさと情けなさと申し訳なさだった。
昭和記念のTTTで、あんな思いは二度としたくないと、次は取り返そうと誓ったはずだったのに、
また足を引っ張ってしまった。
逐時、ベストは尽くした、とは思う。しかし、駄目だった。
準備不足だったのだろう。
TTT対策の練習、試合前のスケジュール管理、体調管理、前日の準備、当日の動きの想定、機材の準備、
全てが甘かった。全然余裕がなくて、終始あたふたしていた。
結局、普段からの自分の心の甘さが今回の結果に全て出てしまった。
このままじゃ、これからの向上は望めない。どうにかしないと。
サポートしてくださった新妻さんや熊谷さん、泊めていただいた田中さん家のみなさん、ありがとうございました。
唐子征久