9月5日(日) 秩父宮杯@秩父 75.3km 田中 裕樹

はじめの登りのハイペースを予想し、最前列でスタートした。(ずいぶん、写真に写ってしまった)
予想どおり、パレードから東大チームがゴッソリと前に出てきて前を固めてくる。
本スタートと共に、アタックが掛かるなど序盤はアタック合戦だったようだが、なかなか逃げは決まらない。
しかし、心配していた、序盤のハイペースも無く、集団内で足を温存したまま序盤をこなした。
3回目の登坂の前の平地区間で、中切れというか、逃げというか・・フワーっと前の15人くらいが、先行する形になった。(このとき、トップの2人の逃げが決まったらしい)
少人数のアタックは、無視しようと決めていたので、追おうかどうか迷いながら、前に出て集団を牽いた。
しかし、前を追う気のある人はほとんどいなかったらしく、3人抜け出した形になる。
3人で回して、登り区間に入ったが、すぐに他の2人が切れたので1人でマイペースに登っていると、メインから抜け出して追ってくる人々と、先行の集団から降ってくる人がいたので、彼らに乗っかって2つ目の下り区間で前に追いついた。
ここからは、15人くらいの集団走行になって走りやすかったが(面白いくらい2列ローテだった)。
しかし、実際に牽きに加わっていたのは、自分を含めて4人〜8人くらい。
グループ内で2人残しているチームは1人を温存するし、後ろに付いているだけの人も。。
自分のほうは、まだ、余力もあったし、ローテも無理なペースではなかったので、周回をこなしていく。
上りも抑えめペースだったので、千切れる心配は感じない。(しかし、下りが遅くておじさんに怒られた。)
人数はわりと減って、10人くらいになった。
残り2周半あたりで、トップと30秒差といわれて、泳がせてもいいくらいだと思ったが、なかなかタイムが縮まらない、というか、開いていく。
残り1周半で、タイム差が1分30秒差になり、(自分の中で)逃げの吸収はあきらめた。
そんな中、東大の安井君が一人飛び出した。自分には10km以上逃げる自信も無く、すぐに捕まるという思いもあってパス。
しかし、彼はもう戻ってこなかった。(すごい)
さすがに、最終周回の後半になると、前に出るのを渋る人が多くなる。
若干、牽制しながら最後の山へ。
アタックをかけたのは一人。あとは、固まって登っていた。
自分としては、ここで振り切りたかったが、そこまで足は残っていなかった。
ローテの負担が地味に効いていたのかもしれない。
集団で頂上を通過し、下る。最終周回は少し、下りが早かった気がする。
下りで、千切れて、続く丘で何とか集団復帰したが、息つく暇も無く、下りストレートから、ゴール・スプリント。
案の定、尻から2番目(最後の人はアシストか?諦めてた)
結果は、10位。
あの集団で、頭を取れば5位(無理)だった。
反省
自分は下りが恐いし、スプリントは弱弱だから、去年と同じように、牽制が始まった時点で飛び出せ(れ)ば良かった。
というか、入賞を狙うにはそれしかなかった。と、後で思った。
入賞を狙える集団で、ローテに加わり、去年の16位よりも順位を上げることは出来たが、納得のいかない点も多かった。(戦術・下りなど)
最後に。今回はオーディエンスが多くて、うれしかったです。
応援に来てくれた、皆さんありがとうございました。
田中 裕樹