レポート 安藤 英俊

結果:10周目 落車によりDNF
この個人ロードは,コース的に苦手なので出るのもためらってたけど完走を目標に行ってきた.
去年の感じだと,エネルギーをちゃんととれば最後まではいける想定だった.背中にボトルとエネルギー源満載でいった.
まず,1周目に危機的状況が訪れた.
いきなり速いペースで始まり必死こいてついていく中で,周回の終わりのトンネル手前でふっと集団が遅くなる.で,ひと息つくと中切れしてる..もう切れた部分の先頭が諦めてスピード緩めてる状況.
全開ダッシュで追いかけたが,ダムの直線でもう反対側に前の集団が.幸い前の集団は落ち着き始めていて1/4周くらいで追いつけた.追いついた直後の登りがしんどかった.
たぶんあの中切れから生還したのは2〜3人で,あとの選手は「あっ」とか言ってるうちに2周で終了した気がする.
いつもは10kmくらい走って調子出てくるんだよな.でもあのコースは狭いからのんきにしてるとこれだ.
その影響はあまり無かったと思うが,その後はずっときつかった.集団走行ってもっと楽なはずだが,とにかく休んでる時間がほとんど無く疲労が溜まる一方だった.冷静に考えて,あの負荷を20回繰り返すのは無理だ.
9周目がなおきつくて,10周目入ったときに徳島の藤井に「今が一番きついんだよな,そうだよな?」などと聞いたが,まだまだと言われて暗くなった.
学連で今日も通用しないんだな,と思い始めたその周に集団落車が発生し巻き込まれた.
集団が1列になり,しかも中切れ気味で後方なんかは必死の形相で追いかけてる時だった.そりゃあ避けるのは不可能.前の2,3人が外側のガードレールに突っ込み,自分も出来る限り減速した後ガードレールにつっこんだ.その先は茂みだったんで良かったが..えらい目に遭った.
他の事故車はたいてい折れてたが,自分のチャリはなんと無傷!僕は体に全衝撃が来たようでフトモモがやばい切れ方していてその場で縫ってもらった.麻酔なしでしたがちょっと痛かったくらい.やってくださったのは東大の医学部のしかも「選手」.
それも含めてだが東大の層の厚さを感じてしまった.
2人完走してるし(ニシゾノは10位だぜ),サポートもすごい.たいへんお世話になりました.
1週間くらい不自由な体になってしまった.今後の主要レースはインカレとジャパンカップだが,果たして通用するのか怪しくしたレースでもあった.今回のコースのような狭いコースの苦手意識はどうしようもない気がする.少なくとも集団の中でもう少し楽に平地をこなせるようにならないと勝負にならない.
どうすれば..
たくさんレースに出ればいいのか.
それは無理だ.なんとか練習でやりたい.
もちろん夏にむけて更なる持久力の向上を..しんどい.
安藤 英俊