9月3日(日) インカレ・ロード@日本CSC 安藤 英俊

6月の門田杯とコースは同じで距離もほぼ同じということで,その反省を活かさねば.
門田杯では,メイン集団にくっついていてただひたすらそこで耐えていただけで,結局集団まるごとラップで切られた.
だから今回は,トップの逃げには乗れないにせよメイン集団が追走するなり集団を減らしにかかるなりで加速したら,絶対付いて行こうと思った.20〜30位完走目標.
前日から宿に泊まってよく寝たし,キシリウムを借りたし,当日の準備は充分だった.
10周くらいまではいつも通りメイン集団(の後ろのほう)で走った.
予選の時の不調な感じは無かった.
あと,予選より下りが怖くなかった.メンバーがいいからな.集団が縦横に変な動きをしないと思った.
それほど暑くも無く,水はあまりもらわなかった.
ちょうど半分が過ぎたころ(12周),逃げてる鹿屋大が2人から1人になったと盗み聞きした.先頭のペース落ちると思ったけど,メイン集団との差3分弱のまま.速いな〜…
そのうち集団が活性化してきて,スピードが上がってきた.「ほらきた」と思った.この頃になると集団は30〜40人で,前のほうが見えるのでペース上げるのが見えたら反応遅れないように加速できた.ついていく脚もまだあった.
こんなのが,何度かあった.反応できずにちぎれた選手が追いつけなくなるくらいで,ペースアップは毎回止んだ.間違いなく犯人はピンクの大学だ.
オレンジの大学も下りでスピードを上げるという怖いことをしてくれた.
鹿屋大の三瀧が集団にいてびびったりした.逃げてるのは別の選手か,層が厚いわー.
17周くらいでだいぶコンパクトになった集団にまだ居られた.サポートの阿部さんは「集団は二十数人」とか言ってた.
余裕は無いけど,先頭と逃げは未だに2分半くらいあるから,もう追わないだろ,「よしゴールまで走れる」と思った.
もしかして完走通り越して,勝負に絡めるかなとも思った.
ところが18周目にやっぱり来た.ホーム下った後の登りで脚が回らなくなり,集団から後退した.
その周の秀峰亭まで,さっきまでいた集団が見えたのだが差はすぐに広がった.
別の戦いが始まった.でも坂が全然登れない.集団に居た頃2〜3分の間だった先頭との差が,すぐに6分,7分になった.
22周目にトップの選手にラップされて,降ろされた.
1周ごと2分くらい離されたのかな.
門田杯で出来なかった事は今回出来たと思うので成長はあったと思うが,結果がまたまた残らないDNFになって,がっかりだ.
ちぎれるまでは全然問題なく走れたが,ちぎれてからはひどかった.足が動かなくなった時にどうする事も出来ないし,その為の練習なんて無いと思う.
そういう風に,力を出し切ってもう走れない状態にならないよう,いかに前半工夫するか,いかに後半の勝負どころまで疲労を残さないで走るかだろうと思う.
休めるときはしっかり休む.
定期的に水とご飯は食べる.(5周にい1コゼリーを食べる作戦だったが10周目以降は出来なかった)
登りはダンシングも混ぜて走る.
その時はきつくなくても,後のために意識的にそういうことが出来ないとだめかな.
あと,登りで重いギアを踏みすぎたかもしれない.普段からそうだが,レースではちゃんと軽めにしてと思っていたんだが,つい.
回転は60〜70rpmだった.最後のほうは否が応でもインナーxローだったけど.
暑いだろうから,メットの下には帽子も被らなかった.水かけてもらって助かりました.
冷たいボトルはサイコーでした.
毎周回,秀峰亭に帰ってくるときの声援が力になりました.
東大も慶応も駒沢も応援してくれて,せめて走りきってサポートに応えたいと思ったんだけど
厳しいレースだった.
インカレポイント枠が30位までだったらなー,と今でも未練がましく思う.
安藤 英俊